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ウガンダの教育問題

ネット環境が良くなったので、
前に書けなかったことを書きます!
ウガンダのことー。

ウガンダは1997年に初等教育無償化が実施されて
公立の学校は無料。
だけど、子どもに対して学校の数が少ないし、
教室も教師も足りてない。

私が1回だけ見学させてもらった公立小学校は、
1クラス50~60人ぐらいの子どもが
ぎゅうぎゅう詰めで座ってた。

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教師の給料はあまりよくないらしく、
ちゃんと仕事しない先生がいっぱいいるって言ってた。
私が学校見学した時、授業時間だったはずなのに
先生がいないクラスがいくつもあったし、
先生がいても何もしてなくて、
子どもたちは静かにいすに座っているだけだったりして、
授業を見ることはできなかった。

公立の学校がそんなだから
特に街中には私立の学校はいっぱいある。
私が1回行った私立の小学校は、
広い芝生の校庭に、たくさんの教室があった。
授業がある日ではなかったから、教室での様子は分からなかったけど
子どもたちの英語のレベルは高いなと感じた。

いい環境の学校ほど、授業料が高い。
それはつまり、家庭の経済状況によって、
得られる教育が違うってこと。
お金がある家の子どもは、いい学校で教育を受けられ、
お金のない家の子どもほど、教育環境が悪い。

さらに、
家の仕事を手伝わなきゃいけない、働かないと生活していけない、とか
私立の学校へ行っていたけど、授業料が払えないから、とか
そんな理由で学校を途中でやめちゃう子も多い。

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ウガンダで「いい学校へ行った、高学歴=いい仕事、高い給料」って
簡単に結び付くわけじゃないけど、少なくとも
学校中退でいい仕事は得られないし、お金を稼ぐことがより難しくなる。
教育格差が貧富の差につながってる。
産まれた家庭によって、不平等。

留年制度もある。
その学年で学ぶべきことを理解してないと、留年。
(全部の学校がそうではないかもしれない。)
中学・高校・大学(呼び方や通う年数とか日本と違うけど)に
入る前には試験もあるらしく、落ちると留年。
学年が上がるにしたがって、1クラスあたりの人数は減っていく。

私が活動してた私立の幼稚園でも、
2・3歳児のベイビークラスは40人以上いるのに
5・6歳児の小1クラスは10人程度。
障害をもった子どもにも、留年制度は適応され
ベイビークラスには、「ベイビー」ではない知的障害をもった子が3人
一番年上の子は9歳だった。

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↑ 右のソダイス(9歳)と左の女の子ダレン(2歳)は同じクラス


彼はしゃべれないし、落ち着いてじっとしていることが難しい。
彼の障害に理解がない先生が、彼を罵って彼を叩く、
それを真似して2・3歳児に叩かれ、馬鹿にされる彼。
彼はいつになってもきっと上のクラスへは上がれない。
そのうち家が授業料を払えなくなると、
同年代の子と関われなくなるばかりか、学校へも行けなくなる。


私から見ると問題いっぱいのウガンダの教育
だけど、


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子どもたちは明るく


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たくましく



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元気いっぱい。

この笑顔は絶えませんように。
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2013-05-12(Sun)
 

ウガンダの写真 2

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↑ 私が活動した幼稚園の子どもたち☆めっちゃラブリー
 このブランコ、私の活動期間3か月の間に2回壊れて修理した。
 絶対毎日定員オーバー

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↑ いぇーい!どこの国でも
 子どもの集合写真で全員が前を向くことは難しい。


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↑ 園長の息子さんの学校の「visiter day」だというから
 「参観日」みたいなもんかなと思って「行きたい!」って言って、連れて行ってもらうことに。
 
 朝から大量にごはんを作って、他の兄弟たちと家族総出で学校へ・・・
 学校に着いて親子感動の再会。(息子さんは学校の寮に泊まってるから)
 校庭でランチを食べる、さながらピクニック、
 園長は親として先生にあいさつに、そして終了。
 「参観日」の形も国それぞれみたい。


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↑ 村の子どもたち この写真お気に入り


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↑ 海!!じゃなくて湖ね。ビクトリア湖
 泳いだよー!なんか寄生虫みたいな?いるらしいから泳ぐなっても言われたけど、
 現地人は普通に入ってたし。

2013-04-26(Fri)
 

ウガンダの写真

最近、写真をあんまり載せれてなかったんだけど、
写真のアップをより速くできる方法を見つけた!!
そんなわけで、何枚か一気に載せま-す。

~ウガンダ編~


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↑ 観光名所マチソンフォールに行った時
 滝ですよ!!とてつもなくでっかい滝、水の量ハンパない!
 水しぶきがすごいから、太陽が出れば、毎日虹が見れる。


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↑ サファリで見た野生の象


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↑ 友達いっぱいできたよ♪黒人かっこいい☆
   

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↑ 鶏をさばくのを見学、お手伝い。羽をむしってるところ
 こっちの人たちは、当たり前にさばき方を知ってる
 殺して、食べる、そして生きてる
 小さな子どもでも、当たり前にそれを知ってる
  

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ウシ~

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ブタ~

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↑ アフリカの空は美しい。
2013-04-26(Fri)
 

ありがとうウガンダ

村での活動を終えて、
観光旅行し、こっちでできた友達の所にお泊りし、
ついにウガンダを離れる時が来た。

ウガンダでは
今後も連絡を取りたいなって思える友達がいっぱいできた。
言葉に不自由したけど、
伝えようとすれば、どんなことだって
ちゃんと伝わるんだって分かった。


いっぱい笑った。
いっぱい豆食べた。
いっぱい蚊に刺された。
いっぱいきれいな景色を見た。

手洗いの洗濯が上手になった。
クンフーの真似ごとも上手になった。
ウガンダダンスもできるようになった。
まな板なくても料理できるようになった。

日本ってどんな国?って考えた。
ボランティアってなんだ?って考えた。
将来自分のやりたいことは何?って考えた。

答えは出ない、
やりたいことが増えて、逆に、
将来がはっきりしない。
だけど、だから、私はいつだってなんだって選べる、できる。

ウガンダは私に可能性をくれた。
視野と心が少し広がった気がする。

ありがとう、ウガンダ。
また帰ってくるよ。

2013-04-11(Thu)
 

村の生活

村には基本電気がない。
夜は家にある2つのアルコールランプを使う
家族12人がランプを貸し借りし、やりくりしてた。

トイレと水浴び場は外にある。
夜、水浴びした時に初めて、
月明かりってこんなに明るいんだって感じた。
星がめっちゃきれいに見える。

ほっそい棒を突き立てて、バナナの葉っぱで囲ったトイレ
中には深く掘った穴があるだけで、
人家のない方が入口、ドアはない。
臭いし、狭いし、その上夜は暗いから、
夜はトイレに行かずに、野原のバナナの木の裏で
月明かりの元、用を足した。

水汲みは子どもたちの仕事。
決まった時間はないって言ってたけど、
なくなりそうになったら、いつでも行くって言ってた。
往復30分ぐらいかかるって。

ベッドなんてなくて
土の床の上にマットレスを敷いてみんなその上でざこ寝してる。

ガスもないから、料理は毎日火をおこす。
料理するための小屋があって、
夜は火の明かりを使って、料理してた。

洗濯はもちろん手洗い。

私がお世話になったホストファミリーのお母さんは
朝から晩まで家事して、働きすぎて背骨が曲がってしまってた。
毎日腰にサポーターを巻いてるんだって。
お母さんの重労働を年長者のお姉さんと
近所のおばちゃんがいつも手伝ってた。

小さな子たちはとても無邪気でよく遊び、
近所の生まれたばかりの赤ちゃんを交互に抱いてはあやしてた。

携帯の充電がなくなった時には
村に一軒だけあるというソーラー発電機のある家まで
家族が自転車で充電しに行ってくれた。

幅1.5mぐらいの道を村のメインロードと呼び、
村の人たちは、誰かとすれ違うと、必ず挨拶しあってた。


何をするにもどこへ行くにも時間がかかるのに
彼らはいっぱい時間をもってる。
ご近所さんとお茶を飲む時間
道端でおしゃべりする時間
友達と遊ぶ時間

彼らはない物ばっかりだけど、
彼らの生活はそこにあって、
彼らは助け合って支え合って生きてる。

今の日本が失ったものを
彼らはもってる気がした。
2013-04-10(Wed)
 
こんな人が書いています☆

ゆい

Author:ゆい
よく食べよく寝るめがね女子♪

NPO法人NICEの一年間ボランティアプログラム「ぼらいやー」に参加し、10カ国訪問。世界をざっくり一周し、2013年8月に活動を終えました!

現在「愛児園マミーランド」で保育士・NPO職員
年1で「国際ワークキャンプin今治」を企画・運営中。
週1でラジオパーソナリティー。
FM78.9Mhzラヂオバリバリ 水曜11:30~13:30『プリバリ』

ウガンダの彼とは時差6時間遠距離恋愛中。
恋愛のことはTwitterに
Nakavuma Yui(@Nakavumay)

来てくれてありがとう☆
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